2009年9月12日(土)NHK BS-1 23:10〜24:00
BS世界のドキュメンタリー
「 ダライ・ラマ 亡命への21日間 」



生き仏でもあるダライ・ラマ14世
証言者 ジョン・クナウスさん
元CIA作戦部長
証言者 ツェワン・ドンドゥプさん
1959年3月10日。中国の占領下にあったチベットのラサで、
自由と独立を求める民衆蜂起が起きた。中国軍による制圧を前に、
チベットの宗教界・政治界の最高責任者となっていた
ダライ・ラマ14世は、身の危険を避けるためにインドに亡命した。それから50年。アメリカの元CIA局員が口を開いた。
「亡命そのものはダライ・ラマが自ら決心した。だが、われわれは
事件の2年前から、中国共産勢力の浸透を挫くべく、チベット支援作戦を展開していた。作戦名はSTサーカスだった・・・」。
東西冷戦が深まり行く中、小国チベットは共産党に率いられた建国間もない中国、その後ろ盾でもあったソ連、そして朝鮮戦争停戦後の
アジアで、共産主義勢力の南下を防ぐべく方向転換をはかっていた
アメリカという大国の間で、激しく揺さぶられていたのだ。
チベット人はいま中国内の自治区と亡命政府のあるインド・ダラムサラに分かれて住む。なぜこのような事態が生まれたのか。
そのきっかけとなった『ラサ蜂起』とそれに続くダライ・ラマ亡命の21日間を追う中で、チベットを巡る中・ソ首脳による秘密会談の
議事録やアメリカ国務省が公開したCIA文書、それに作戦に関わった当時のCIA局員やチベット人協力者の証言などから、明らかにする。
プロデューサー 星野敏子
ディレクター 吉岡 攻
